これまでの日本の成長をたどると「失われた30年」と言われています。
確かに日本の経済自体、成長を移したと言われる株価は30年前を下回ったままです。経済をけん引するアメリカの株価は1991年の3000ドル台から、現在は30000ドル台の10倍に成長しています。日本の経済は停滞したまま、成長が止まったままであると言うことができるのではないかと思います。
まわりの移り変わった世界の状況をみると紙幣はデジタル紙幣に替わり、固定電話がインターネット携帯端末に替わり、TV番組、レコードやCD、DVDはユーチューブ動画へ替わりました。車もガソリンから電気自動車へ替わりました。町内商店街が仮想空間(メタバース)へ替わろうとしています。手紙やFAXも電子メールに替わっています。しかし、それを積極的に進めてはいません。
「移民」という問題も、外国人労働者は受け入れていますが、国籍取得を前提とした移民政策はとっていません。
進化をするには改革を受け入れることが必要なのではないかと思います。
柔軟な対応、緩和することが必要ではないかと思います。
それは既存権益を受ける方からすれば、受け入れがたいものかもしれませんが、「ガラパゴス日本島」を目標にするのでなければ、それを反対してはならないのでないかと思うのです。
現在、介護を取り巻く状況については、財源問題の制度改革ばかり取り上げられていますが、それは本来の大きな改革ではなく、何をするかという「本質的問題を進化・改革」をしなければならないと思うのです。大きな舵取りをして大胆な方向を決めて制度を決める。制度をオープンにして規制を強めるのではなく、緩和するべきではないかと思うのです。
介護保険制度が開始されて20年以上経過しています。改善は絶えず見直すものとして考えれば、20年前、10年前の当時に作られた制度のものは、間違いなく変更され続けてしかるべきものなのではないでしょうか。
失われた50年、70年とならないようにと思います。
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