先日、市内の訪問介護事業所の1事業所から廃止の連絡がありました。
詳細についてはわかりませんが、高齢者が増えている中で、事業の廃止をすると言うことは残念です。
一つ、他の事業所でも感じるのは「介護の担い手」が少ない、見つからないことです。
日曜日の求人欄も介護ヘルパーなどの求人が大変多いです。それだけニーズはあるのですが、応募する人材がすくないと言うことでしょう。
以前から介護業界での新たな希望職種は「看護師」にシフト変化しています。
以前は専門学校でも「介護学科」がありましたが、新聞でも書いてあるように「廃止」されているところが多いです。応募する学生からは、どうせ介護の仕事を志すなら「看護師」のほうが病院での就職や金銭面でも有利と周知されて「看護学科」に変更しているためです。
一般企業でのパートも多く、残念ながら新たに「介護士の資格を得て仕事をする」という流れは少なくなってきています。
二つ目に感じるのは、同じ在宅介護でも「施設での介護職」に流れていると言うことです。
一人一人の自宅に伺う仕事は大変で、雨の日、風の日、灼熱の日、それが365日です。
訪問すると在宅では一人となり、マンツーマンでの業務となり、心の弱いかたでは、何かあるとすぐ心がおれてしまいます。そのため、施設での介護職として「デイサービス、デイケア、特養、老健、サービス付き高齢者住宅、有料老人ホーム、グループホーム、病院の看護補助」などの介護職のほうが、安心して働ける就業先になっていると思います。
通常、一人では生活ができない方が、自宅で過ごせるよう「訪問介護」を利用しますが、ヘルパーは高齢化が進んでおり、徐々に訪問介護サービスは「簡単」には導入できないサービスになってしまうと非常に強い危機感を感じています。
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