ハラスメントとは、多方面にわたり、現在では仕事上でもかつて許されていたものが労働環境上すでに許されないものになっている場面が多くあります。
例えば、性別、年齢、趣味、嗜好、服装、結婚、子供、宗教、教育、個人情報など仕事の業務上で関係の無い事を尋ねてきたり、その情報を他の人にふれまわることは既にマナーとして許されません。それらの事に関して一方的なアドバイスをすることも、「思考を押しつける」ためハラスメントとなっています。また、それらのことでの業務差別をすることになるとマナー違反では済まない状態となります。
パワーハラスメントでは上司と部下、経験者と未経験者の関係においても暴力はもちろんのこと、高圧的な態度や暴言、独り言、しっかりとした指示をしないこと、一方的な無理な仕事を押しつけること、逆に全く仕事をさせないこと、集団で無視すること、他の社員にふれ回ることはハラスメントにあたる事になります。
ハラスメントを理解するには、個人としての考えはいろいろあるということを理解することがまず第一歩となります。その上で、自分との違いがあり、思うのは自由であるがそれを口にしてはならないということです。ハラスメントを自分がしないことに気をつけなければなりません。そして周りの方がそういった態度、対応をしないよう会社側、家庭、学校などが指導していく必要があります。
カスタマーハラスメントと呼ばれる、販売サービス対応者と購入消費者側での苦情相談トラブルが多く見られます。そのため、サービス業者側でのポリシーを表面に打ち出し、一定の行き過ぎた申し出に対し、一定の方針・判断を表明してる企業(すかいらーく、吉野家、ケンタッキー、デニーズなど)も多く出てきています。
介護福祉に関する仕事の中でも、利用者や家族からの対応がハラスメントにあたる事を時折、見聞きします。そういったトラブルができるだけ起きないよう、起こさないようにして参りたいと思います。
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