介護の方針について

状態が変化し、介護保険の申請をした後、今後の介護の方針が往々にして問題となります。

本人はこうしたいと言っても、ご家族の意見が強い場合、それが反映されてしまいます。

その際の、本人の意見のほかに希望を述べるご家族の方針が問題となります。

もちろん、すべてその通りに反映するわけにはいきませんので、両者の意見がかみ合うところで合意させるしかないのです。

しかし、主たる介護者が決まり、その意見が子供たちの意見という形で進まないと、ご兄弟、ご姉妹がいて方針が分かれてしまいますと、兄弟げんかが起きてしまうことが多々見られます。

たとえば、老人ホームに入れたい、それに対しまだ自宅で大丈夫だ。

リハビリをもっとさせたい、それに対し現状でもう十分だ。

しっかり介護している、それに対し不十分だ。私が会社を辞めて引き取って介護する。

お金はかかるがもっとサービスを受けさせたい、それに対しもう金銭的に協力できない。

しっかり面倒をみろ、それに対し文句ばかりいうならそっちが責任を持て。

など。

これまではっきりとした兄弟姉妹での意見のすり合わせが無いと、いきなりの何年振りかの会話で両親の介護について意見がぴったり一致するというのは難しいかもしれません。

誰が方針を決めるのか、それはケアマネジャーが決めることではありません。

誰が両親の今後の人生を決めるのかということになりますので、その選択はお互い、話し合いで決めていただく必要があります。

居宅介護支援事業所 ラフィングゲート

2022年5月より活動を開始いたしました。 これまでいろいろな方のお世話になり、現在があります。 これまでのご恩をお返しできるよう 地域の皆様のお役に立てるよう初心を忘れず頑張りますので。 これからも、ご支援よろしくお願い申し上げます。

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