ご利用者のご自宅に訪問し、ご本人と面会し、いろいろな話を聞かせていただきます。
その中で、支援は必ずしも「本人の希望通り」をかなえられるものではないと思うことがあります。
例えば、老いを感じるものに関して「治したい」と言われても無理なことです。
「お金がもっと欲しいから何とかして」と言われてもどうしようもありません。
脚が不自由な方から「脚を治したい」と言われても、病院で相談してほしいとしか言えません。もちろん、世界のどこかに最先端の医療技術があり、その治療を受けることができれば一番良いのですが・・。
往々にして、高齢者の相談内容では健康問題「老化」に関するものが多いです。
自分自身も様々な病気を持ち、皆さんもお持ちかとおもいます。それは、年齢を重ねることにより変質したり、変形したり、衰えてくるものから生じるもので、それは影と一緒で一生ついてくるものではないかと思います。
老いに関する病気は、さまざまで人間である以上受け入れる必要があると思います。
支援者として寄り添い、心と体の痛みを分かちあうことが、できる支援と感じます。
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