ご利用者の自宅にお伺いし、話を聞き、ご本人の生活状況を少しづつわかってくると「それはいかがなものか」と思わざるを得ない場面が往々にして出てきます。
支援者は人生の時間を一緒に過ごすときに、「人生のゴールはこちらではないか」というのをアドバイスや相談で返答をいたします。
しかし、ご本人が「もう自分で命を絶つからいい」、「もう病院はいかないからいい」、「自動車運転は自分が事故で死んでもいい。それまで乗る」「脚はむくんでいるが、薬は自分で調整する」「身体は痛いけど介護ベットは使わない」「脚が痩せてきたけど、運動リハビリは嫌」「身体はどうなってもいいからお酒はやめない」など、本来のゴールとは異なった方向を向き続ける場合は、やはり本人へ修正していただかなければならないと思います。
間違った考え方であれば「そうですね、そうしましょう」などとは言えません。
できるだけ、本人へ説得し、その考え方を少しづつでも修正していってもらいたいと思います。
ご家族がいる場合は、ご家族にも話をして応援を求めますが、独居の場合で身寄りがない場合が非常に困難なこととなってしまいます。
将来の目的が無いからです。強めにいうと利用者との関係が崩れてしまうというジレンマもあります。
「できるだけ寄り添う」という視点ではなく、「善意」の視点から説得をする必要はあるのではないかと思うのです。
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