テレビを見てると「普通」だと思っていた食べ物が、本来とは異なっている食べ物だと思う機会がありました。
野生の「生」の鹿肉を家で飼っている猫や犬に食事として与えていました。
これまで、キャットフードやドッグフードなど生でないものが「普通」と思っていました。生であっても茹でるほうが良いものかと思っていましたが、本来の野生の犬や猫であれば生の動物を捕食しているので、「生肉」が本来の食事であったわけです。
「人」においても同様なことがありました。年配の認知症は無い、しっかりとした男性へ、「デイサービスでのおいしそうな食事」メニューを見せたところ、「こういうものは食べない」と言われました。
「昔から、ご飯とみそ汁や蕎麦、うどん、自分で煮た野菜、煮つけ、果物を食べている。飲み物も水を飲んでいる。酒は飲まない。それで長生きしてきた」と言われました。
最近での食事というと、手の込んだ食事で油や脂肪の多い食事、科学調味料や塩分、糖分が多いものが普通の食事メニューとして考えていました。
「アジフライなどはおいしいのではないですか?」と尋ねても、「そういうものも食べない」との返事でした。
普通の現代の食事を自然本来の人間の食べ物から考えると、手に入らない「異常な食べ物」が並んでいるとはっと気付かされました。現代の日本食の代表となった「ラーメン」なども自然の食べ物という意味では遠く離れた食べ物なのかもしれません。
全て生で食べればよいと言うものではないと思いますし、「火を通したもの、茹でたもの」が本来の自然の人間らしい食べ物なのかもしれないと、改めて感じました。
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